ゼミナール

見積り・生産設計・施工計画は建築生産の実務に欠かせません。志手研究室ではBIMを用いてこれらの業務に触れてみるゼミナールを開催しています。

有名住宅建築はいくらで建設できるのか(3年次後期)

 

見積りを行うためには資料で単価の情報を得ることができる単位に、BIMソフトウエアで得られる数値を変換しなくてはなりません。また、効率的な見積りを行うためにはBIMモデルの各オブジェクトに見積り項目に分類できる「属性(プロパティ)」を入力しておく工夫も必要です。図書館やWebで有名建築の図面やディテールの記述を探してBIMモデルを作成し、工事仕様を調べたり自身で設計したりしながらBIMから得られる数量を用いてエクセルで数量拾いをし、建設物価情報誌で単価を調べ、公共建築工事内訳書標準書式で見積りをします。4か月かけてこの体験をすることで、コスト感覚やBIMモデルでデータを扱う勘所を身に付けます。

 

仮想施工計画(院生・卒研生)

建築物の価格は材料価格の積み上げだけで決まるわけではありません。その材料をどのような技能者が何人で取り付けるのか、どのような建設機械を用いるのかを考えなければならず、それを考えるためにはどのような工区分割をするのか、各工程のスピードをどの程度にするのかを検討する必要があります。これらの計画を実務では施工計画と言い、BIMモデルベースで検討する考え方を5D-BIMと呼びます。このゼミナールでは5D-BIMソフトウエアを用いて施工計画を仮想的に体験します。加えて、BIMデータを材料や作業に分解する過程で、UniFormatやMasterFormatといったClassification Systemの意義についても学びます。