建築生産マネジメントの研究とは

建築生産とは「建物を如何につくるか」に立脚し、プロジェクトの発注や契約、施工や構工法計画、価格やコスト、技術や技能、施設の維持管理や運営、建築の価値など、社会的、経済的な視点から、建築産業の在り方を幅広く研究する分野です。その中で、建築生産マネジメント研究室は「マネジメント」に注目しています。「マネジメント」という言葉は、「プロジェクト」「コンストラクション」「ファシリティ」など様々な名詞に続きますが、それらを個別のものでなく、相互に関連した現象として捉えることが重要です。それらをつなぐ技術的な考え方が「Building Information Modeling(BIM)」です。BIMは、意匠・構造・環境・施工・保全などを可視化したりシミュレーションしたりしながら計画できるだけでなく、BIMモデルに建築を構成する部品や資材の様々な情報を蓄積し、それらを自在に活用できる建物のデータベースとなります。さらに将来は、BIMモデルを構成するオブジェクトと実際の建築や空間・部品・資材をIoT(Internet of Things)で結びつけ、人工知能(AI)と連動させ、それらの状態を分析したり制御したりする技術の発展が期待されています。建築生産マネジメント研究室では、こうした建設業の明るい未来をイメージしつつ、現場の現実的な問題や課題を明らかにしようとするスタンスで、実際のプロジェクトや実務者との議論、現場の実務や海外の先進事例の調査を中心とした研究に邁進しています。

研究の方向性


1)工程計画、組織編成に主眼を置いた建築生産の生産性向上に資する研究
2)建築生産、ファシリティマネジメントでBIMを活用するための諸条件に関する研究
3)発注者の要求、空間・構工法計画、生産システムの相互関係性(アーキテクチャ)に関する研究

 

 

【研究室の紹介記事】

アーキテクツマガジン|アーキテクト・エージェンシー|October, 2018
https://www.arc-agency.jp/magazine/4135

パナソニックのソリューション|インタビューVol.12|February, 2015
http://www2.panasonic.biz/es/solution/interview/vol12shide/