志手研究室

2014/07/11

【講演】 実学サロン『3D技術がものづくりを変える』- 建築業界におけるBIMの普及、その展望と課題-

志手一哉准教授が、7月11日に本学芝浦キャンパスで開催された、芝浦工業大学校友会主催の「第11回 実学サロン」において、「『3D技術がものづくりを変える』- 建築業界におけるBIMの普及、その展望と課題-」と題した講演を行いました。

当日は、動画による実例を中心として、業界関係者のみならず専門外の参加者にもBIMの特徴をわかりやすく紹介する講演となりました。

講演概要
• 2009年頃から建築産業にBIM(Building Information Model)という3次元CADを超えた概念が急速に広がっています。業界では、BIMを中核とした、シミュレーション、CAM、3Dスキャナ、3Dプリンタなどを駆使した生産革新に注目が集まっています。
• しかもその変革は、ものづくり経済学で用いられる「インテグラル/モジュラー」の枠組みで考えると興味深い問題を提起できます。日本の建築産業は、インテグラルの代表例と言われますが、BIMはモジュラーなプロセスと相性が良いのです。このようなジレンマは建築産業以外にも当てはまるのではないでしょうか。
• 今回の講演では、BIMに関する実務や教育の事例を通じて、3D技術による生産システム変革の展望や課題を議論したいと考えています。

芝浦工業大学校友会「実学サロン」
http://www.shibaura-koyu.jp/salon/index.html