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プロジェクトデザイン研究室

2019/04/27

【ブックレットPDF】連続シンポジウム「木の国際化 Glocal Timber Studies」の記録をご覧ください!

「木の国際化」を考える

近年、戦後に植えた国内の木々が成熟し、木材利用促進がほうぼうで語られます。しかしながら、「木」を取り巻く状況は複雑化しており、その選択は容易ではありません。

国産材と輸入材、林産業の構造変化、新しい木質素材・木構法の発展、需要の変化など、さまざまな要因が折り重なり、何が「良い」のか判断が難しくなっています。

「木の国際化―GLOCAL TIMBER STUDIES」とは、そうした複雑化する「木」を取り巻く状況を解きほぐし、GLOCAL、つまりGLOBALでありつつLOCALからの視点をもちながら立場を超えさまざまな属性の人たちが研究・議論を行うプロジェクトです。

芝浦工業大学建築学部建築学科と、建築と不動産に関する研究組織・一般社団法人HEAD研究会の国際化TFによる共催となっています。

初回となる今回のイベントシリーズでは、全4回、各回2名ずつ、合計で8名の専門家にご登壇いただきました。

林産業者・建設業者・研究者・設計者・行政・ジャーナリストといった多種多様な方々に現状と今後の課題についてプレゼンをしていただき、終わりに簡単なディスカッションを行いました。本冊子は、この全8回のプレゼンの内容をまとめたものです。

芝浦工業大学建築学部建築学科教授 山代 悟

ブックレットPDFダウンロード:
https://www.dropbox.com/s/g2dmwtjksgf79qk/GLOCAL%20TIMBER%20STUDIES.pdf?dl=0

「Ancient Futures, 木でつくる懐かしい未来」山代 悟(芝浦工業大学 教授)
「林業とはどんな営みか─林家の実例から考える」赤堀楠雄(林材ライター)
「輸入木材のこれまで/これから」木村 司(木村木材工業)
「木造住宅・建築物を巡る現状・施策について」長谷川貴彦(国土交通省 住宅局住宅生産課 課長)
「木→XX XX→木」権藤智之(東京大学大学院 特任准教授)
「世界の動向─環境・木造・森林」小見山陽介(京都大学 助教)
「加子母地域のとりくみ」中島創造(中島工務店)
「大きい林業、小さい林業」腰原幹雄(東京大学 教授)

林業と都市, 都市木造, HEAD研究会