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志手研究室
2025/10/24
マレーシアワークショップ2025 October in SITを実施しました
2025年10月15日~24日の11日間、マレーシアのUniversiti Tunku Abdul Rahman(UTAR)のFaculty of Engineering and Green Technology’s (FEGT) Department of Construction Managementと、芝浦工業大学の志手研究室&蟹澤研究室が合同で、International Workshop for Building Engineers(建築生産系国際ワークショップ)を実施しました。2016年に始まったこのワークショップも今回で10回目の開催でした。
ワークショップのテーマは「デジタルファブリケーション」とし、コンピューター数値制御ルーター(CNCルーター)のShopbotを用いた簡単な家具製作に取り組みました。CNCルーターを制御し、製作したい家具を3次元CADで設計する取り組みは、マレーシアではまだあまり普及していません。本学の学生39名とUTARの学生10名が6つの混成グループを編成し、小さな椅子やスマートフォン用スピーカーなど、学生が自らデザインした小物や家具を製作する、貴重な経験を得ることができました。
ワークショップでは、(株)竹中工務店技術研究所や清水建設(株)の大規模工事現場の見学も実施し、建設技術の最先端に触れる機会も得ました。デジタルファブリケーション演習や見学で学んだことを各グループが20分間のプレゼンテーションにまとめ、熱海セミナーハウスにて成果発表会を行いました。熱海では、「昭和モダン」と称される観光資源再生の視察や、小田原で城郭建築の学習も行いました。
ワークショップ期間中は、もんじゃ焼き、花火など、PBLのプログラムを超えた多くのアクティビティを通じ両校の学生は密度の濃い交流を深めました。