志手研究室

2025/06/14

BIM study trip from Malaysia 2025を実施しました

2025年6月9日~14日の6日間、マレーシアからBIM study tripで来日した、TUNKU ABDUL RAHMAN UNIVERSITY OF MANAGEMENT AND TECHNOLOGY(TAR UMT)のFaculty of Built Environment (FOBE)の学生20名を、芝浦工業大学(SIT)の志手研究室&蟹澤研究室が合同で受け入れるプログラムを実施しました。SITの学生とTAR UMTの学生による6つの混成グループでBIMワークショップに取り組みました。SITの学生も総勢36名が参加してくれました。AR UMTの学生は、コンストラクションマネジメントだけでなく、リアルエステート、デザイン、インテリアデザイン、クオンティティサーベイの5学科から参加者があり、各々の得意分野とSITの学生の得意分野と融合したとても良いコラボレーションになったと思います。

テーマは、「DfMA collaborative design with CDE」。豊洲公園にDfMAの考え方でホテルを計画し、CDEプロセスを模した方法でBIMデータを構築してプレゼンテーションを行うという、実働3日間のプログラムでした。
グループ内では、初日にコンセプトを議論し、コアとモジュールの関係を検討した後、意匠チームと構造チームに分かれて作業を進めました。各チームがモデリングした意匠・構造のファイルは相互にリンクし、不整合が生じないように注意しました。その日の作業終了後には、モデリングしたファイル、スケッチの写真、2D/3D CADデータなどをSharedフォルダに保存するようにしました。

最終日の午前中はプレゼンテーション資料の作成に充てられ、Publishフォルダに完成したBIMデータを保存し、それを用いて4Dシミュレーションやウォーク/フライスルーのアニメーションを作成しました。
ワークショップの実働時間は3日しかありませんでしたが、よく考えられた計画で、面白いアイデアがモデル化されたと思います。また、ストーリー作成などは異なる文化圏の学生同士で上手くまとめ上げたと感心しました。

その他、日本のBIMに関する講義、東京建築ツアーなど、盛りだくさんの内容でした。ツアーは、東京駅、皇居、浅草寺、お台場の潤に巡ってきました。
SITのコミッティーとして活躍してくれた学生には本当に頭の下がる思いです。
この経験を経た両校の学生達の将来の活躍が楽しみになりました。