プロジェクトデザイン研究室

2023/09/25

温泉津プロジェクト フォトグラメトリ調査 in 和田家

 昨年度に続き、 伝統的建造物群保存地区である島根県太田市温泉津町温泉津において、3Dスキャナーやフォトグラメトリを用いた調査を行いました。フォトグラメトリ(写真測量法)とは物体を様々な方向から撮影した写真をコンピューターで解析し3Dモデルを立ち上げる技術のことです。

 3Dスキャナーを用いて、内観や外観を撮影しました。また、スキャナーの精度を確認するために実測調査を一部行いモデルの寸法と比較を行いながら撮影しました。

 地面に置いて撮影する3Dスキャナーは、撮影高さに限度がありました。そこで、小型カメラと6~7mほどの撮影棒を使用し、屋根面や2階壁面を撮影しました。6~7mほどの撮影棒を人力で支えて撮影していたため、棒がしなってしまい撮影がしづらく、ブレが少し多い動画になってしまいました。また、人力で撮影するため、時間がかかってしまい太陽高度がずれた動画になってしまい動画の整合性が取りにくいのが課題です。

 外観をフォトグラメトリのモデルで作成し、内観を3Dスキャナーのモデルで作成した際に、結合ができるのか確認を行いたいと思います。仮に、結合が難しいのであれば、その理由を記録し今後の調査に活かしていきたいです、また、今回の調査で得た知見を活用し、技術の向上とモデルの制度を上げていきます。

温泉津, 都市の記述