伊藤研究室

2018/09/26

神戸女学院見学

こんにちは。B4の瀬谷です。
今回は8月21日に実施した神戸女学院見学についてお話します。
神戸女学院は兵庫県西宮市岡田山に位置し今年で創設143年、現在のキャンパス完成から85年の歴史ある女学校です。
見学はB4、院生含め13名で伺い、神戸女学院井出様に校内を案内していただきました。
正門を通り長い登りのアプローチを抜け、丘山の校舎群に出るという周囲から少し隔離された立地が、校舎を別世界に来たような空間にしていました。

写真は講堂と図書館の内部です。
中高生が一同に入り礼拝などを行えるように大きく作られた講堂内部は天井も高く、二階席に設けられたパイプオルガンが特に迫力がありました。創設時の鋼製建具が状態良く残っており両面に空いたアーチ窓も大変特徴的でした。
図書館閲覧室は小梁に施されたアラベスク模様が特徴的になっており、同じくヴォーリズ建築で京都にある東華菜館の内部にとても雰囲気が似ているという。現在は新しくできた図書館が主に利用されているようだが、こちらも創建時のデザインをほぼそのまま維持した姿をしている。

その他校内の施設を細かく見学・解説していただき、今後の卒業研究への重要な資料の一つとなりました。

また神戸女学院見学前後は、研究室メンバーが各々で神戸・大阪・京都の歴史的建築物の見学に回ることもでき、充実した実習見学になりました。