佐藤研究室

2017/04/26

『無形学へ』が出版されました

後藤春彦先生[編著]の『無形学へ ーかたちになる前の思考ー まちづくりを俯瞰する5つの視座』が水曜社より出版されました。
佐藤宏亮准教授も分担執筆をしています。

かつて建築家・吉阪隆正は人間にとって工業社会が創造した人工環境がいかにあるべきかを問うため「有形学」を提唱しました。
しかし少子高齢化社会が進み、地方都市が縮減する現在、新たな都市の設計ビジョンが急務となっています。
そして現在「有形学」を往路とする、復路「無形学」の考え方が都市のあり方に必要とされていると思います。
「つくれない時代」「つくらない時代」のいま、持続可能な社会は、「無形」のしくみをリデザインすることを希求していると考えます。

本書は都市計画やまちづくりのあるべき姿を世に問う意欲的な内容になっています。
専門家の方々はもとより、都市計画やまちづくりを専攻する学生の方々にも是非とも読んで頂きたいと思います。

詳細は水曜社のホームページより。

http://suiyosha.hondana.jp/book/b272815.html