見学 小柏研究室

2023/08/15

阿弥陀寺(福島県会津若松市)見学

文責:塩田真央(学部4年)

 

〈阿弥陀寺の概要〉

開基…慶長8年

所在地…福島県会津若松市七日町

建築物…本堂(昭和30年再建)

    御三階

    様々な石碑

 

〈阿弥陀寺の歴史〉

慶長8年に下野国真壁郡生まれの良然が開基したとされる。後に下野国通寺に認められ末寺となる。会津若松は幕末の戊辰戦争、西南戦争の舞台となった土地であり、旧政府軍・新撰組が新政府軍に追い詰められた場所でもある。その名残で、西南戦争時の死者の墓や新撰組隊長である斎藤一の墓が阿弥陀寺内に残っている。

会津若松には他の新撰組隊長の墓もあることから、当時の会津若松での激戦の跡を感じることができる。

 

〈所見〉

 寺院単体での歴史ではなく、会津若松という町の歴史を物語った寺院だと感じた。

 阿弥陀寺境内を入り、まず様々な石碑に目を引かれた。その中でも西南戦争・戊辰戦争での死者を弔った戦士墓である。普通の墓の何倍もの大きさで造られており、幕末の戦争の壮絶さが感じられる。また、その裏には斎藤一の墓があり、会津若松が戊辰戦争時のターニングポイントとなった地であることが分かる。

 阿弥陀寺の御三階は鶴ヶ城の櫓が移設されたもので外観は3階建てに見えるが、中は4階建てに造られており密談などに使われていたとされている。阿弥陀寺には1971年に移設され、埋葬された人々を弔うための仮本堂とされた。

 

 

〈参考文献〉

会津若松七日町通り https://www.nanukamachi.com/shop/amidaji.html (2023.7.22)

フード福島 https://www.food-fukushima.jp/amidaji-aizu/ (2023.7.22)