プロジェクトデザイン研究室

2024/12/17

KOYARTプロジェクト〜小屋とアートと地域の新鮮野菜に出会う〜

                                                                 
                                                                  
11月9,10日の2日間、横須賀美術館 海の広場にて開催されたKOYARTイベントに参加してきました!

KOYART(コヤート)プロジェクトとは
建築・デザインに関わる大学研究室等がゆるやかに連携し、地域の課題に取り組む事業です。現在は、野菜の販売小屋をモチーフとして、三浦半島を中心に販売小屋のユニークなデザインや、その新たな運用スタイルについて実験を重ねています。今回は、このKOYARTで制作された野菜の販売小屋を横須賀美術館海の広場に設置し、横須賀および三浦半島で作られた野菜を販売しました。アートの視点から生まれた新しいスタイルの野菜の販売小屋で、地域産の野菜を選び、購入することで、アートと農業と人々をつなぐ新しいコミュニケーションを創出し、これにより、観音崎エリアの活性化と地域交流の促進、および農業をはじめとする地域産業の一層の振興をめざします。

                                                     
                                                                
今回、簡単に設営・解体・運搬ができる小屋をコンセプトに農家の姿を届けられるような小屋を製作しました。
江戸時代に農家が野菜を運ぶための道具として使用していた大八車からアイデアを受け、簡単に移動、設置、販売が可能なデザインとなっています。
荷物を乗せ大八車として運ぶ状態から、本体を起こし骨組みをスライドさせ棚板をはめ込むことでスライドする材がロックされ小屋の状態に変形するといった仕組みになっています。

                                                     
                                                        
左図は実際に大八車として荷物を乗せ、運んでいる状態になります。
大八車を押す農家の姿を見ることで相手の顔がみえ安心して野菜を購入できます。

                                                   
                                                         
会期中は、多くのお客様にご来場とともに、野菜の購入をしていただきました。
お野菜は横須賀市の長沢で畑を営んでいる創土園さんに日本全国から集めた珍しい種から無農薬で育てた野菜を提供いただきました。

自分達が製作した小屋で野菜を売るという貴重な体験を通して、お客さんだけでなく他の研究室の学生など様々な人とのコミュニケーションが生まれました。

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