見学 小柏研究室
2026/02/06
宮城県登米町伝統芸能伝承館(宮城県登米市)
文責:岩崎佑亮(修士2年)
建物名称:伝統芸能伝承館(通称:森舞台)
設計:隈研吾建築都市設計事務所(設計者:隈 研吾氏)
竣工:1996年(平成8年)
建築主:登米市(旧・登米町)
宮城県登米町伝統芸能伝承館は、地域の伝統芸能である「登米能」の継承・発信を目的に建てられた文化施設である。設計は建築家の隈研吾氏によるもので、能舞台建築の伝統的形式を現代的な木造空間として再解釈し、周囲の森と一体となる舞台空間を実現している。平成9年(1997年)には日本建築学会賞を受賞している。
建築は、伝統的な能舞台形式を踏襲しつつ、観客席と舞台が「白洲」と呼ばれる空間を挟んで向かい合う伝統的な配置を採用している。構造は主に地元産の木材を用いた木造であり、舞台柱には地元産ヒバ、屋根は登米町特産の天然スレート葺きを採用するなど、地域素材の活用が随所に見られる。また、舞台背後の鏡板には日本画家・千住博氏による松の絵が配されている。
また、観客席からの視線に配慮し、隣接する展示室の屋根や観客席の高さが計画的に調整されており、客席側からは展示室の屋根面が視界に入らないように設計されている。これにより、能舞台を囲む風景の連続性が保たれ、上演空間への集中を妨げない構成となっている。
参考文献
・伝統芸能伝承館「森舞台」公式情報(登米市観光物産協会)
https://www.tome-city.com/publics/index/32(2026.2.4閲覧)
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