見学 小柏研究室

2026/04/05

栖雲寺(山梨県甲州市・県指定有形文化財)見学

文責:川名美月(学部4年)

所在地 山梨県甲州市大和町木賊122

 

庫裏(県指定有形文化財)

建立 1592年

構造形式 桁行8間、梁間5間、入母屋造り、銅板葺

 

 

桁行8間、梁間5間の規模を持つ入母屋造の建物であり、屋根の大きな広がりによって重厚な印象を与える。寺院における庫裏は僧侶の生活や寺務を担う建物であるが、本建物は16世紀末に遡る庫裏建築の遺構として現存する点で特に貴重である。改築されやすい庫裏がこの時期の姿を残していることから、禅宗寺院における生活空間の構成を知るうえでも重要な建築であると感じられた。

 

 

本堂(市指定有形文化財)

建立 江戸時代

構造形式 桁行7間、張間6間、木造、入母屋造、鉄板瓦棒葺き

 

 

栖雲寺は山中の禅寺として修行の場としても知られ、周囲の自然環境と一体となった静かな空間が形成されている。境内の裏手には巨石を用いた禅庭があり、修行の場として用いられてきたと伝えられている。本堂は装飾を抑えた簡潔な外観を持ちながらも、屋根の大きさや建物の量感によって強い存在感を持つ建築であり、山中の禅寺としての栖雲寺の性格をよく表す建物であると感じられた。

 

 

 

 

参考文献

https://www.yamareki.com/kousyuu/seiun.html