見学 小柏研究室
2026/04/05
山王権現社本殿(山梨県甲州市・県指定有形文化財)見学
文責:川名美月(学部4年)
所在地 山梨県甲州市塩山下粟生野1487
建立 不明(室町後期から桃山初期と推定される)
構造形式 桁行2間、梁間1間、二間社流造、向拝1間、杮葺
山王権現社本殿は、二間社流造で、屋根は杮葺とされる小規模な社殿である。様式や細部意匠から、室町時代末期から安土桃山時代頃の造営と推定されており、現在は山梨県指定有形文化財となっている。本殿は規模としては小さいものの、木割が雄大で、蟇股や木鼻、斗栱などの細部には古風な意匠が見られる点が特徴的である。また、神社本殿としては比較的珍しい二間社形式を採用しており、正面に二つの扉を持つ構成となっている。実際に見ると、建物は小規模ながらも細部の彫刻や組物の造形に力強さが感じられ、地域の神社建築として高い技術が用いられていることがうかがえた。
参考文献