見学 小柏研究室
2024/08/26
瑠璃光寺五重塔(山口県山口市香山町・国宝)見学
文責:根食駿二郎(学部4年)
概要
大内氏前期全盛の頃、25代大内義弘は現在の香山公園に、石屏子介禅師を迎え香積寺を建立。義弘は応永6年(1399年)足利義満と泉州で戦い戦死。26代大内盛見は兄の菩提を弔うため、香積寺に五重塔を造営中、九州の少貳勢と戦い戦死。五重塔はその後、嘉吉2年(1442年)頃落慶した。それからしばらくの時を経た関ヶ原の合戦の後、毛利輝元が萩入りし、香積寺を萩に引寺。跡地に仁保から瑠璃光寺を移築した。また全国に現存する五重塔のうちで10番目に古く、美しさは日本三名塔の一つに数えられ、室町中期における最も秀でた建造物と評されている。
所見
五重塔(国宝)
高さ31.2mという大きさ自体を見ることはできなかったものの実際に上ってその高さを実感することはできた。また、屋根が檜皮葺であり現場の職人が実際に竹釘を打つところを見せてもらい、職人さんの打つ速さが速く、次々に竹釘を打っていっていた。
※2018年撮影の瑠璃光寺五重塔全景
一番上の所まで見学をさせていただいて、相輪を間近で見せてもらうことができた。相輪についている風鐸を触らせてもらう機会をいただき、触ってみたところ思っていたよりも重く、少し動かすだけでも細心の注意を必要とした。
※修理現場写真の掲載は許可をいただいています
参考文献
瑠璃光寺wiki https://ja.wikipedia.org/wiki
香山公園 国宝瑠璃光寺五重塔 https://yamaguchi-city.jp/kozantop/topjp.html