見学 小柏研究室
2026/02/07
Visit Koshien Hall (Nishinomiya City, Hyogo Prefecture, registered tangible cultural property)
文責:吉川駿平(修士1年)
概要
建設:1930年(昭和5年)
構造形式:RC造
所在:兵庫県西宮市戸崎町1-13
フランクロイドライトの弟子である遠藤新の設計である。当初はホテル建築であったが、第二次世界大戦を経て教育施設に転用され、現在は武庫川女子大学のキャンパスとして保存・活用されている。阪神間モダニズムを代表する名建築とされている。
平面は左右対称の形式美であり、中央に玄関やメインロビーなどのパブリックスペースを備え、両翼にはホールやバンケットルームなどの社交の場が配置されている。床のレベル差と階段で空間構成されているのが特徴である。
また、外部では緑釉瓦屋根の取り入れや池泉式庭園が配され、ランドスケープを形成している。
写真1 全景
所見
甲子園会館は平面の対称性と素材・レリーフ・幾何学模様が随所で取り入れられていることが特徴である。打ち出の小槌や水を基調としたモチーフ、日華石による装飾表現が建築の魅力を引き立たせている。また、1階西に位置するホールでは天井に格天井のような市松格子を張り、欄間のような伝統的デザインを変化させる演出を施していることが印象的である。特にバーに使われた空間の泰山タイルには遠藤新の遊び心も見られ、空間を移動するたびに発見が多く、ディテールだけをを見ていても飽きることがない。
写真2 打ち出の小槌
写真3 1回西ホール
写真4 泰山タイル
参考文献
武庫川女子大学 甲子園会館―建築について― 閲覧日2026/2/4
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