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見学 小柏研究室

2026/02/08

旧九鬼家住宅資料館(兵庫県三田市・県指定重要有形文化財)見学

 文責:松井 寛(学部4年)

 

所在地:兵庫県三田市屋敷町7-35

指定日:平成10年(1998)4月7日

構造形式:木造2階建、入母屋造、桟瓦葺

 

旧九鬼家住宅は、明治初期に建てられた建物で、1998年に兵庫県重要有形文化財に指定された。現在は、主屋を資料館として一般開放している(2階は年数回特別公開)。

 

写真1 全景

 

 

旧九鬼家住宅の最大の特徴は、洋風と和風が混在した擬洋風建築の建物である。1階部分は、板張りと漆喰で壁を仕上げ、格子戸・障子戸・板戸を使用している。6つの和室と土間、台所で構成されていて、一般的な住宅の造りをしている。しかし、2階部分では、階段を上がるとすぐに洋間があり、洋間を囲うようにしてベランダが位置している。窓はよろい戸であったり、ベランダの柱間をアーチ状に仕上げたりすることで、洋風の趣を残す設計がされている。

 

写真2 2階洋間

 

 

所見

2階部分は非公開のため内部を見ることはできなかったが、外観からでも東面に位置するベランダの洋風の造りを見ることができ、1,2階で様式が異なる珍しいつくりであった。1階部分の中の間は、通り沿いに面していて、大きな開口部も設けてあることから、住人が暮らしていた頃は、ここで商売をしていたと考えられる。

写真3 1階中の間

 

 

 

参考文献

・旧九鬼家住宅資料館 パンフレット