埼玉県内の民家の実地調査をしています。
耐震工事を控えているため、その事前調査として平面図・断面図・立面図・架構図等の作成、柱の傾斜調査を予定しています。
明治初頭の民家のため、軸部はかなり建ちの高いつくりをしているのが特徴で、平面形式も地域の特性をよく示しています。
小屋組の野地板から上、および床下の一部は曳家の際に部材の更新がありましたが、その他は江戸末期の前身建物の部材を含め残りが良いです。
座敷側と土間側の架構の違いを勉強しながら、学生たちは野帳を描いていました。
左の写真は、座敷上部の小屋組の様子です。