椛山研究室
2025/05/27
軍艦島に残るRC造施設の構造性能【2025/05】
「軍艦島」(正式名称「端島」)に残る貴重なRC造施設を保全するために、劣化状況の把握と現状の構造性能の評価が求められています。
そこで、2025年5月26・27日に軍艦島に上陸して、主要な施設の現地調査を実施しました。この調査は、日本コンクリート工学会「危急存亡状態のコンクリート構造物対応委員会」による活動の一環です。
今回の調査対象は、居住施設の65号棟と69号棟、生産施設の入坑桟橋、浮選機室、ブロアー機室とし、構造部材の劣化状況に関する目視調査や、常時微動計測を実施しました。
生産施設「ブロアー機室」の調査
(JCI調査団として参加、2025年5月27日撮影)
鉱員住宅の65号棟「報国寮」と調査メンバー
(左から北棟・東棟・南棟、2025年5月26日撮影)
島の北端に位置する69号棟「端島病院」
(2025年5月27日撮影)