プロジェクトデザイン研究室

2023/06/08

【初訪問】雲南コミュニティナース

5/25~5/28に島根県を主な拠点として活動されているコミュニティナースカンパニー株式会社(CNC)さんにご協力いただき、「コミュニティナース」とは何かについて体験・学習しに5人の学生で島根県に訪問させていただきました。今回はコミュニティナースについて理解を深めつつ、雲南市にある一つの拠点となっている古城という建物の今後の使われ方について建築的な視点で再考しました。

コミュニティナースについて体験するにあたり、4つの拠点を巡りました。実際に地域活動をしているところに訪問見学させていただきました。地域住民に寄り添い、地域を元気付ける活動を間近で体験することで、私たちもたくさんの元気をいただきました。他にも、おせっかい会議など様々な活動を行っていて街の元気を守っていました。

左の写真は、今回のメインである古城の使われ方につて考える会議の様子です。古城にてCNCの皆さん始め、今回関わってくださっている建築家の小堀さん、デザイナーのふくさん、アーティストのりつさんを含めた全員で古城で感じたことや古城のポテンシャルなどの意見を出し合いました。

今回、会議でまとまった内容として、古城の目の前にある「はで小屋」と呼ばれる稲作の過程で行われる『はで干し』の際に使用する建築にポテンシャルを感じ、改修して新たな使い方について模索していくことになりました。現在、農業が行われておらず、はで小屋も木材の置き場になっています。今後、使い方を検討していくにあたり、はで小屋の実測を行いました。伝統的な建物である古城の中で、周辺に周知しやすく、これからの活動の第一歩となる「はで小屋」を改修し、地域を盛り上げていきたいと考えています。

雲南, コミュニティナース