プロジェクトデザイン研究室
2024/04/25
国内プロジェクトa 熊本訪問
2024年3月6日から7日にかけて行われた、学部生を対象とした集中講義の「国内プロジェクトa」に岡野研究室の学生が同行しました。
今回はAPコースの学部二年生が5名、岡野研究室より学生5名、TA2名の合計12名で訪問しました。
まず初めに、旧東海大学阿蘇キャンパス(KIOKU、震災遺構)を見学させていただきました。
ガイドさんも自身の傷ついた経験を抱えながら話してくださり、とても学びになりました。
また、震災ミュージアムの建築は、阿蘇の山々が雄大に感じることの出来る地形に合わせたなだらかな床面等の、熊本ならではの地形と災害の爪痕を同時に感じることのできるデザインが施されており、改めて自然と震災について考えさせられる機会となりました。
エバーフィールド木材加工場も見学させていただきました。
昨年の同時期にも工事中の現場を見学させていただいていたので、今回の訪問で完成した様子も見学でき、とても良い経験となりました。
最終日には、熊本県庁の方や熊本地震の語り部をされている方に向け、「熊本地震の記憶を繋ぐためのミュージアム」をテーマにグループで提案を行いました。
訪問前の事前学習はもちろん、現地での学びも活かし、記憶を受け継ぐ訪問者の立場や被災者の立場など、さまざまな視点を踏まえた提案をすることができました。
県庁の方や語り部の方とその場で率直に感想や意見を交換でき、とても貴重な機会となりました。
今後も熊本地震はもちろん、度重なる災害からの復興と対策のために建築の視点からできることを考え、学び続けていきます。