建築史・建築保存研究室は、日本の文化的資産を適切に利活用するために、日本建築史学・庭園史学・文化財保存学の観点から、文化財建造物・保存再生建造物の研究を行っています。
主に、歴史的な文献史料・現存遺構の調査を行うことで、研究対象にどんな価値があるのか?どんな文化的魅力があるのか?どうすれば広くその魅力を知ってもらえるのか?を「文化の理解」の探究のもと考えていきます。
研究に取り組むにあたり最も重要視することは、実際の建築を「見る」ことです。「見る」というのは、ただ眺めていれば良いわけではありません。見て空間を体験し、細部を覚え、自身の中に様々な建築を比較できる知識を蓄えていくことを指します。
建築を訪れた際には、写真を撮るだけでなく、スケッチあるいは図面を描き、そして感じたことを口に出し、文章に書き留めてみてください。そうすれば、自然と建築を「見る」姿勢ができていきます。
また、建築学のどんな分野(計画・生産・構造etc)であっても、歴史学は存在します。だからこそ、建築史学はどんな分野にも発展できる面白い学問です。
自分の興味の赴くままに、学んでください。
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文化財建造物:「文化財」というと、重要文化財や国宝のようなものをイメージしませんか?本研究室の考える「文化財建造物」は、「誰かが大切にしている建築・土木工作物」は全て文化財と考え、広く価値のあるものと捉えています。これに対し、国宝・重要文化財・県指定・市指定のような文化財は「指定文化財」と呼称しています。
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