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見学 小柏研究室

2026/02/04

仙台東照宮(宮城県仙台市・国指定重要文化財)見学

文責:新村恵太(修士2年)

 

 仙台東照宮は、徳川家康公を祭神として、仙台藩の2代藩主伊達忠宗公が創建した。本殿を囲むように透塀と唐門が配置され、いずれも国の重要文化財に指定される。

 

 

 

 

仙台東照宮本殿(国指定重要文化財)

建立:江戸前期 承応3年(1654)

構造形式:桁行三間、梁間二間、一重、入母屋造、向拝一間、銅瓦葺

 

部材は、透漆で仕上げ、高欄・階を朱漆で塗装する。全体に飾金具を多用しており、建具や柱、長押、茅負、裏甲、隅木や垂木小口面に三つ葉葵の散金具を用いる。

正面側三間と側面の正面側には双折の桟唐戸を用い、他を板壁とする。桟唐戸の鏡板部には彫刻を施し、漆泊を施す。

頭貫木鼻には獅子、蟇股には透かし彫りの彫刻を施す。

軸部より上を中心に彫刻を施している点は、時代的な特徴が見られるが、他の東照宮建築と比較すると、高欄や階の朱漆や飾金具の三つ葉葵は共通した様相であるが、飾金具や彫刻の量が控えめであり、全体として落ち着いた印象を受けた。

 

 

 

 

参考文献

・仙台東照宮HP http://s-toshogu.jp/(2026.2.4閲覧)

・文化遺産オンライン(2026.2.4閲覧)

・文化財建造物保存技術協会『重要文化財東照宮(仙台)本殿・唐門・透塀保存修理工事並びに災害復旧工事報告書』(東照宮,昭和55年)