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見学 小柏研究室

2026/02/07

Visit Ichijo-ji Temple (Kasai City, Hyogo Prefecture, a national treasure)

文責:新村恵太(修士2年)

 

一乗寺三重塔(国宝)

 

建立:平安後期 承安元年(1171)

構造形式:三間三重塔婆、本瓦葺

 

 

各柱間は、初層の脇間が9支、中央間が11支の計29支、二層の脇間が8支、中央間が8支の計24支、三層の脇間が6支、中央間が6支の計18支となる。逓減率は0.62で、各層の低減が大きく、軒が深いため古代建築らしい安定感のある様相である。柱間装置は脇間に連子窓、中央間に板唐戸を設ける。

他にも、反り増しのある飛檐垂木、二材を組み合わせた脚のみの蟇股、稚児棟を持たない点や、成の高い大斗や巻斗は、古代建築らしい形態である。

一方で、斗と垂木の関係は六支掛に近い木割となっている。

全体として古代建築らしい時代相応の様式を持っているが、六支掛である点など中世技術の過渡的な立ち位置であることが言える。

 

 

 

 

 

参考文献

文化遺産オンライン(2026.2.5閲覧)