見学 小柏研究室

2026/08/10

瑞聖寺(東京都港区・国指定重要文化財)見学

文責:羽山知歩(学部4年)

 

・瑞聖寺

所在:東京都港区白金台3丁目21番19号

文化財指定:木造釈迦如来及阿難・迦葉像=港区指定有形文化財(彫刻)

      瑞聖寺大雄宝殿 附通用門一棟=国指定重要文化財(建築物)

指定年月日:木造釈迦如来及阿難・迦葉像=昭和63年10月26日

      瑞聖寺大雄宝殿 附通用門一棟=平成4年8月10日

 

 

 

紫雲山瑞聖寺は江戸で最初の黄檗宗の寺院である。寛文10年(1670)から建設に着手し、翌年に完成した。大雄宝殿は黄檗宗寺院の中心的建物で、身舎の外側に裳階を廻らせ、身舎の屋根は入母屋造、本瓦葺で、寺格にふさわしい雄大な規模を持つ黄檗建築の仏殿である。棟札から宝暦7年(1757)の再建と推定される。二重屋根の外観や細部意匠に黄檗建築の特徴を保ちながら、組物の簡略化、正面吹放部分の化粧軒裏天井、背面一間通りの吹放、内部の両脇に畳敷床を設けるなどの特徴があり、江戸市中に残された数少ない本格的仏堂建築として貴重な存在である。

 

 

 

瑞聖寺庫裡は、隈研吾氏による設計で、中央の水盤を囲むようにコの字型に配置されている。歴史的な建築物とモダン建築が共存する寺院空間を創出している。歴史的建築物の保存にとどまらず、新たな建築を加えることで寺院の魅力が高まっていると感じた。

 

 

 

参考文献

港区教育委員会「瑞聖寺大雄宝殿看板」(閲覧日 2026年6月16日)

港区教育委員会「木造釈迦如来及阿難・迦葉像看板」(閲覧日 2026年6月16日)