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見学 小柏研究室

2026/02/06

大崎八幡宮(宮城県仙台市・国宝)見学

文責:齋幹尚(修士2年)

 

大崎八幡宮 本殿・石の間・拝殿(国宝)

建立:江戸初期 慶長12年(1607)

本殿:桁行五間、梁間三間、五間社流造、銅板葺

拝殿:桁行七間、梁間三間、入母屋造、正面向拝三間、千鳥破風付、軒唐破風付、銅板葺

石の間:桁行一間、梁間一間、両下造、本殿と拝殿を連結

 

 

大崎八幡宮は、仙台藩初代藩主伊達政宗公により、慶長9年(1604)から12年(1607)にかけて造営された。石の間造(権現造)の遺構としては最古の形態を保っており、桃山建築の精華を今に伝える建築物として、本殿・石の間・拝殿が一体として国宝に指定されている。

建物全体を黒漆塗で仕上げ、そこに金箔や極彩色の装飾を施す手法は、まさに桃山文化の「粋」を体現している。

拝殿の正面には大きな千鳥破風と軒唐破風を配し、威風堂々とした外観を呈する。長押(なげし)や柱上の組物には精巧な飾金具が打たれ、特に組物や蟇股に施された彫刻は、鳳凰、龍、草花など多岐にわたり、極彩色で彩られている。

 

 

大崎八幡宮は、伊達政宗公の力強さと美意識を象徴するような「動」的で華麗な印象を強く受けた。特に黒漆と金箔のコントラストは、後の日光東照宮へも影響を与えたとされる豪華絢爛な美学を感じさせる。

 

 

 

 

参考文献

大崎八幡宮HP http://www.oosaki-hachiman.or.jp/(2026.2.4閲覧)

文化遺産オンライン https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/184266 (2026.2.4閲覧)