見学 小柏研究室

2026/03/09

亀山市関宿(三重県亀山市・重要伝統的建造物群保存地区)見学

文責:新村恵太(修士2年)

 

 

地区名称:亀山市関宿重要伝統的建造物群保存地区

種別:宿場町

面積:25ha

選定:昭和59年12月10日

 

 

 

 関宿は旧東海道の江戸から47番目の宿場であり、東海道の宿場町としては唯一の伝建地区である。出入口の東追分から西追分までの全1.8kmが伝建地区となっている。

中町・木崎・新所・北裏の4地区に分かれており、中でも中町は本陣や脇本陣、旅籠が集中して建っていた場所である。 

 地区を構成する建築は、平入りを基本とし、平屋や二階建て、厨子二階建てが混在する。江戸から明治の建築は全体の半数、戦前までの建築は全体の7割に達しており、地区全体で保存状態が良い。

 

 

 

 

○旅籠「玉屋」(市指定有形文化財)

 玉屋は関宿を代表する旅籠であり、平成8年に修理工事を経て、江戸時代の旅籠の姿を復原して公開されている。

 主屋、離れ、土蔵、納屋の4棟で構成される。主屋は木造、2階建て、切妻造、平入り、正面庇付き、桟瓦葺で、2階の壁面は漆喰の塗籠で、虫籠窓を設ける。

街道側から中央に通り土間を配し、街道側には板敷のミセを設ける。1階には8畳座敷を2つ設け、奥には離れが接続する。2階には座敷が7室設けられ、関宿の旅籠としては大規模なものである。

 

 

 

 

 1.8kmの長さを持つ伝建地区であるにもかかわらず、建築の残りが非常に良く、地区全体の保存への努力が見られた。旧東海道沿いに軒先が揃う街並みは圧巻であり、電柱の地中化を行っていることも相まって、当時の宿場町の姿を思わせるような景観が広がっていた。

 

 

 

 

参考文献(新規ウィンドウが開きます)

全国伝統的建造物群保存地区協議会 https://www.denken.gr.jp/archive/kameyama-sekijuku/index.html (2026.3.6閲覧)