見学 小柏研究室

2026/04/05

Visit Toko-ji Temple (Kofu City, Yamanashi Prefecture, a nationally designated important cultural property)

文責:岩崎佑亮(修士2年)

 

東光寺仏殿・東光寺庭園

所在地:山梨県甲府市東光寺3-7-37
文化財指定:
・東光寺仏殿=国指定重要文化財(建造物)
・東光寺庭園=山梨県指定名勝
指定年月日:
・仏殿=1927年4月25日
・庭園=1979年3月31日

仏殿時代:室町後期
仏殿構造形式:桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺

 

東光寺は甲府市に所在する臨済宗妙心寺派の寺院で、甲府五山の一つとして知られる。鎌倉の建長寺開山である蘭渓道隆によって再興された寺院であり、境内には重要文化財の仏殿と、県指定名勝の庭園が残されている。

まず仏殿は、国指定重要文化財に指定される中世建築であり、室町後期の禅宗様建築を伝える建物である。構造は桁行三間・梁間三間の身舎の周囲に一重のもこしを付した形式である。内部構造を見てみると、内法貫・飛貫によって柱を固めることで、中心部分を広く見せる工夫が確認できた。

 

【写真1】【写真2】

 

東光寺庭園は、本堂と庫裏の裏に位置する県指定名勝で、面積は1,485平方メートルである。庭園は座視的な池泉鑑賞式庭園とされ、山麓の傾斜地を利用した上下二段構成をとる。とくに、ゆるやかな山畔部に展開する石組が庭園全体の約八割を占め、力強い造形を感じることができた。こうした構成から、本庭園は自然地形を巧みに取り込みながら成立した禅寺庭園として理解できる。

 

【写真3】

 

 

 

参考文献
文化庁「国指定文化財等データベース 東光寺仏殿」(2026年3月12日閲覧)
山梨県「山梨の文化財ガイド 東光寺庭園」(2026年3月12日閲覧)
甲府市「甲府五山」(2026年3月12日閲覧)