小柏研究室

2021/11/29

特別講義( 小島 久典 先生 )

小島久典 先生(東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復彫刻研究室 助教)に「仏像を構造から読み解くー実制作者の視点からー」のタイトルで特別講義をいただきました。

日本建築史の講義では、日本の文化史について歴史的建造物からのみでなく、さまざまな側面から体感してほしいと考えています。
そこで今回は、寺院建築の内部に着目し「仏像」をテーマにお話しいただきました。

仏像の修復・模刻・復元制作とはどういったものか、そして日本彫刻史の概説、さらには小島先生の研究成果である「仏像を構造から見る」ことによる気付きと、興味深いお話をたくさん頂きました。
(写真の奥に映っているのが、仏像の構造模型です。)

建築・彫刻と対象にしているものは違えど、奈良・平安・鎌倉時代など時代観・文化的理解は共通していることを改めて実感しました。
楽しいお話をありがとうございました。