埼玉県内の農家型民家の実測調査を行いました。
大型の民家で、現在もリノベーションしながら大切にお住まいになられています。
大変天気の良い暑い1日だったので、小屋組内での実測調査はかなりの気温でした。
小屋組の架構は、上屋下屋構造を基本とします。
土間座敷境に太径材の棟持柱を用いるなど古式に見える部分もありますが、小屋組内で養蚕を行うために、開放的で高さのある空間が確保されていて、発展的な架構形式と考えられます。
棟札の発見もあり、充実した調査となりました。
写真は、小屋組内で断面図野帳作成の様子です。