プロジェクト

【熊谷市内の個人所有建築絵図面に関する悉皆調査】

 北関東域を中心に活躍した大工集団である、林兵庫に関する絵図面及び、関連する図面の悉皆調査をおこなっています。着彩絵図の他、指図も多数現存します。

 現在の埼玉県北部から群馬県南部にかけて、荘厳な彫刻装飾を有する建築が多数現存しているのは(歓喜院聖天堂(埼玉県熊谷市妻沼、埼玉県下唯一の国宝建造物)、皆沢八幡宮(市指定)、小夜戸稲荷神社(市指定)、上尾市氷川神社(市指定)など)、林兵庫家などに大工技術が浸透していたからに他なりません。その意匠デザインの独自性は際立っており、近世以降の大工技術の創意工夫が理解できます。

 本プロジェクトでは、いまだに史料の全体像が把握されていない史料群の全体像を明らかにし、その史料的価値を解明するものです。研究室メンバーによる絵図実地調査の様子