小柏研究室

2022/07/29

Private house measurement survey

埼玉県内の農家型民家の実測調査を行いました。
大型の民家で、現在もリノベーションしながら大切にお住まいになられています。

大変天気の良い暑い1日だったので、小屋組内での実測調査はかなりの気温でした。

小屋組の架構は、上屋梁を束で支える和小屋に、上屋梁の上に扠首を組み化粧棟木を支えています。
小屋組内で養蚕を行うために、開放的で高さのある空間が確保されていて、発展的な架構形式と考えられます。
また、建物中央の大黒柱が直接扠首を受けているのも興味深いです。

棟札の発見もあり、充実した調査となりました。
写真は、小屋組内で断面図野帳作成の様子です。