椛山研究室
2024/12/05
Evaluation of damping performance of buildings [2024]
「減衰」とは、地震等で揺れた建築物の振動が、地震等が終わると徐々に小さくなる現象のことです。この減衰の特性が建築物の地震応答や振動性能に多大な影響を与えることから、免震構造や制振構造では、減衰を付加する様々な装置やシステムが利用されています。一方、建築物自体の減衰特性については、未解明な点が残っています。
そこで、減衰に関する基礎的な性状を把握する目的で、小型模型を試験体とした各種実験を実施しました。アルミニウム製の柱4本を鋼製床版に固定した小型の試験体で、振り子式ダンパーの設置の有無により、試験体自体およびダンパーの減衰性能の評価を目指しています。
振動台を用いた小型模型の加振実験
2024年の研究担当学生3名
(卒研生2名+M2生1名)
自由振動実験の準備作業
(左側が試験体、中央が載荷装置、右側が計測装置)
アルミニウム材の引張試験に参加したメンバー
(2024年8月29日に構造実験室で実施)