椛山研究室

2024/12/01

Structural performance of RC buildings remaining on Gunkanjima [2024]

世界文化遺産の構成要素として注目されている「軍艦島」(正式名称「端島」)に残存するRC建築物を維持保存するため、劣化状況を考慮した構造性能を把握する必要があります。
そこで、日本コンクリート工学会「危急存亡状態のコンクリート構造物対応委員会」の調査団メンバーとして、2024年10月28・29日に軍艦島に上陸して、現地調査を実施しました。
残存する建物のうち、1号棟・3号棟・30号棟・65号棟・69号棟を対象として、構造部材の劣化状況について目視調査を行い、3号棟・65号棟・69号棟では常時微動計測を実施しました。各建物の調査結果を分析し、現状の劣化程度を考慮した構造性能の評価を検討しています。




椛山研究室調査メンバーと30号棟
(JCI調査団として参加、2024年10月28日撮影)

69号棟「端島病院」
(2024年10月29日撮影)

巨大な65号棟「報国寮」
(左側が北棟・中央が東棟・右側が南棟、2024年10月28日撮影)

1号棟「端島神社」
(木造に見えるがRC造、2024年10月28日撮影)